か、第三者に被害を与えるおそれがあるので、できるだけ滑走路近くで離脱する。時間的にも、余裕のある場合には、グライダーからたれ下がっている索の長さを地上から知らせてもらい、もっともつごうのよい地点で離脱すれば、最善である。
4)360°の旋回をしてから着陸する場合。
a)3−64図のように、C点からB点までの間で索が切れたときは、360°旋回してから着陸する。この場合には、充分に高度があるので、グライダーからたれ下がっている索の長さを地上からの無線で確認し、3−65図のように、滑走路を横切るBコースを飛行しながら、地上との連絡により、指示された時期に索を離脱する。そのときの注意としては、離脱方向の飛行コースは、できるだけ場内を飛行し、場外の第三者および物件に被害を与えないように、注意する。
b)横風のときは、風に向かってS字旋回すれば、先高しないで、安全に第4旋回点まで行くことができる。
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